2008年04月11日

仕事の話:第二段

 さてさて、第二段のおもしろいお話を、姫路の小さな貿易会社からお届けいたします。 つい2~3か月前の事です。
 仕事の関係で、アフリカのウガンダという国から、一人の若者がやってくることになりました。 日本到着の当日、出迎え
 に関西国際空港まで、スタッフと車で行きました。 到着ロビー出口で、予定の時間から待っていたのですが、1時間経っても
 2時間経っても、出てきません。 飛行機便を間違えたのかなと、空港内の飛行機会社の事務所に問い合わせても、個人情 
 情報は教えられないとの事で、仕方なしに、ぎりぎりまで待つ事に決めたところに、空港内の入国審査官から携帯電話に
 連絡があり。 『 ○○○○というウガンダ人が、貴方を保証人としてビザを取って入国しようとしていますが、間違いありません
 か??』 『ええ。仕事で日本に来てもらいました。今、待っているところです。』 はたして、10分後に、かの青年はにこやかに
 出てきました。 関空から予約した姫路のホテまで、車で送りました。 途中、高速道路で行きかう日本車の車種や年式を
 一生懸命に説明していました。 (中古車の商談に、日本に呼びました。) ホテルに着くと、夜も遅いので、明日の朝に
 迎えに来ると言い置いて、別れました。 翌朝、ホテルへ行くと、なんと、その青年は行方不明になっていました。
 荷物を全部もって、朝早く、ホテルの人に、『散歩に行きます。』と言って、出て行ったきりです。 警察に連絡、入管事務所
 に連絡、はては東京のウガンダ大使館にも連絡・・・。 事故や事件に巻き込まれなければ良いがと心配しながら、1か月。
 ウガンダの会社に、電話すると、『本人は、東京のクラブに行きたかった。姫路から新幹線で東京へ行き、又 姫路へ
 戻ろうとしたが、英語のはなせる日本人がいなくて、関空からドバイ(中近東)経由で帰ってきた。』・・・・・
 最初から、ビザ取得目的で、うちの会社を使ったな!!!(怒り) でも、あとのまつりでした。 幸い、被害は、関空往復の
 高速代金とガソリン代程度でした。  オワリ



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Posted by クライネ ラゲールハンズ at 13:53│Comments(0)外人さんの驚き日本滞在記
 
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